モネの池・蝶々

常設 絵画
モネの池・蝶々
素材・技法
麻紙、岩絵具
サイズ
W2610×H2200×D20mm
展示エリア
ノブレス

1995年からモネの作品群に多大な影響を受け、日本の自然美と精神性を日本画の伝統技法を用いて再構築し、印象派や西洋美術と響き合わせることで、東西の美をつなぐ日欧美術の往還を体現している。かつて印象派が日本美術(浮世絵・琳派など)から受けた影響(ジャポニスム)を、日本画家平松礼二は検証し、モネや印象派の作家たちの光の瞬間性(瞬間の印象)に対し、「持続する光」「永遠の時間」を描く。印象派を日本的時間感覚(無常・悠久)で読み替え、風景に「記憶」「祈り」「無常観」を織り込むことで、西洋的な写実の「風景画」ではなく東洋的な「心象風景」としている。2021年にフランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章したことは、作品だけでなく「文化の橋渡し(往還)」というコンセプトも高く評価された結果である。

Profileプロフィール

平松 礼二 / Reiji Hiramatsu

Reiji Hiramatsu 平松 礼二 日本画家

1941年東京都生まれ。1965年愛知大学卒業。1989年、山種美術館賞展大賞受賞。2000年より11年間「文藝春秋」の表紙画担当。2006年、町立湯河原美術館に平松礼二館が開館。2013年、フランス公立ジヴェルニー印象派美術館が、「平松礼ニ・睡蓮の池 モネヘのオマージュ」展を開催。2015年、MOA美術館における「燕子花と紅白梅 光琳アート 光琳と現代美術」展に招待出品。2019年3月、ゆりかもめ新橋駅コンコースに大型ステンドグラス完成(原画・監修)。2021年フランス芸術文化勲章シュヴァリエ受章。輝く絢爛豪華な装飾的画面と、静寂で宗教性に満ちた精神的画面を創出。日本画の可能性を追求する大胆で斬新な試みに、精力的なアプローチを続けている。

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