Imaemon Imaizumi十四代 今泉 今右衛門
Profileプロフィール

Imaemon Imaizumi 十四代 今泉 今右衛門 陶芸家・人間国宝「色絵磁器」
1996年第43回日本伝統工芸展初入選。1998年第45回日本伝統工芸展日本工芸会会長賞受賞。2009年紫綬褒章受章。江戸期・色鍋島の伝統を継承し「墨はじき」を進化させるとともに、十三代が確立した「薄墨(吹墨)」や、「プラチナ彩」を取り入れるなど挑戦を続ける。特に微妙な白の「雪花墨はじき」は、十四代オリジナル技法。
Interviewインタビュー
有田で400年ほど前に磁器の原料の石が発見され、日本において初めての磁器が作られました。その時代、一般に流通するものとは別に、鍋島藩のお殿様が幕府への献上品として作らせたのを色鍋島と言いまして、とにかく献上品ですので、精巧な技術のもとに斬新なデザインで品格の高いものを目指して作ったのではないかと言われているんです。
陶芸は火で焼く仕事です。人間の技術の積み重ねの中で作ってはいくんですが、自然の炎が作り出すところは、人間がどうしても手が出せない。そこを受け入れることの大切さ。これは陶芸だけではなくて、日本の伝統工芸の染織でも漆でも金工でも、火は使わなくても自然の素材を扱いますので、自然の素材と人間との関係で作る、人間がわがままを言えない仕事が工芸の本質と思うんですよね。薪をくべる窯が、日本の中で伝統工芸に携わる姿勢を教えていただく一番大切なところなんじゃないかなと思っているんです。
今回初めて「飛鳥Ⅱ」に乗船させていただいたんですが、(海という)自然を受け入れながら、通常の生活とは違った環境に自分が入った時に、何が見つかって、自分の考え方がどう変化していくかすごく楽しみです。
Artworks展示作品

⑶色絵雪花薄墨墨はじき御所車文額皿
⑸色絵雪花吹墨墨はじき萩文鉢
⑻色絵薄墨墨はじき四季花文額皿
- 素材・技法
- 磁器
- サイズ
- 各 W300×H360×D37mm
- 展示エリア
- 海彦
<作家より>
《色絵雪花薄墨墨はじき御所車文額皿》の文様の元は十三代のデザインです。その文様をそのままに、十四代独自の「薄墨墨はじき」「雪花墨はじき」「プラチナ彩」を取り入れ、現代的な雰囲気を求めて制作しました。《色絵雪花吹墨墨はじき萩文鉢》は、秋の静謐な空気感を表現しました。《色絵薄墨墨はじき四季花文額皿》は、四季の草花の、椿、芍薬、菖蒲、朝顔、菊、山茶花を表現しました。それぞれの四季の華やかさを感じ取っていただければうれしく思います。
