Syunkei Yahagi矢萩 春恵

Profileプロフィール

矢萩 春恵 / Syunkei Yahagi

Syunkei Yahagi 矢萩 春恵 書家

共立女子薬科大学(現・慶応義塾大学薬学部)卒業後、東京大学医学部薬学科(現・東京大学薬学部)選科一年修了。仮名を町 春草(1985年フランス芸術文化勲章授章)に9年間師事後、漢字と小字数書を手島右卿(1982年文化功労者)に25年師事した。1975年外務省訪欧文化使節団員としてヨーロッパ主要都市で作品展を開き、書のパフォーマンスを披露。1958年から日展に連続6回入選。1971年毎日書道展会員。1979年毎日書道展審査会員。2005年毎日書道展参与会員、のちに毎日書道会名誉会員。2008年文化庁長官表彰受彰。2016年旭日双光章受章。2024年逝去。

Interviewインタビュー

(「飛鳥」の揮毫について)まず船を想像しました。船に合うような感じの文字にしたいと思いましてね。で、やっぱり「飛ぶ鳥」だからね。飛ぶ鳥のような勢いのある文字にしなくちゃいけないと思って。そうかと言って、船への品格とかね、そういうものがあるようにと思って、色々と考えてみたんです。
あんまりカチカチになっても面白味がないし、客船で女の方も乗ることだからちょっと優雅なところもなくちゃと思って、その辺は考慮にも入れてみた訳ですけど。その者の思いが入ってるのが文字だと思うんですね。線の面白さっていうかしら。線の深みって言いますかね。その辺を表現したいと常に思っています。何か文字に意味が含まれているような。そこに文字の意味が入っているような文字になってほしいと願っていました。
文字から受ける感じがカチンカチンのものよりも、“らしい文字”。らしくある、ということがいつの場合でも大事だと思うんですね。線の質が生き生きとしていることが、船を象徴するということで、とても大事なことで。線の質とそれから表現力ですね。それがうまくマッチしてることが、題名はもちろん文字として生き生きとしてくるんではないかと思います。

Artworks展示作品

飛鳥Ⅲ

飛鳥Ⅲ

常設 その他
展示エリア
船体、その他

文字は書く大きさによって勢いが変わることから、船体に取り付ける船名板と同じ大きさで「飛鳥」の文字を書くことを重要視。横幅3m、縦1.6mの巨大な和紙に揮毫した。「飛鳥Ⅲ」の飛躍を感じさせ、力強く躍動感あふれる大作に仕上がった。

一覧に戻る